西箕輪上戸大文字下ろし
20日は大寒です。
1年で最も寒さが厳しくなる頃とされています。
そんな大寒の早朝、伊那市西箕輪上戸に伝わる小正月の伝統行事「大文字」の柱が地区住民によって下ろされました。
午前5時10分、太鼓が打ち鳴らされると柱が建てられた辻に地域住民が集まってきました。
大文字は、区内の辻に柱を建て厄除けを願う小正月の伝統行事です。
毎年1月14日に建てられ、20日に下ろされます。
20日の伊那地域の最低気温は、2月中旬並みの氷点下5.6度となりました。
住民およそ70人が集まると、大文字下ろしが始まりました。
さすまたを使い、ゆっくりと柱を倒していきました。
長さおよそ13mの柱が下ろされると巾着袋や花飾りが外されます。
大文字下ろしが無事終わると、お神酒で乾杯し、労をねぎらっていました。
巾着袋や花飾りは、各家庭に持ち帰り、一年間玄関や神棚に飾るということです。