南アルプスの気候変動の影響学ぶ講座
南アルプスの気象や気候変動による影響について学ぶ講座が26日に伊那市の伊那市役所で開かれました。
会場にはおよそ30人が集まりました。
講師は長野県環境保全研究所の浜田崇さんが務めました。
地球温暖化により100年間で長野県の年間の平均気温が1.2度ほど上がっていると説明していました。
浜田さんは「気温が上がると海面が上昇して台風が発生しやすくなるなど災害のリスクがある」と話していました。
またこれまで高山帯での気象観測が行われてこなかったことから、気候変動の影響について把握できていなかったということです。
長野県環境保全研究所では2022年10月から仙丈小屋に装置を設置して観測を始めたということです。
26日の講座の模様はオンラインでも配信されました。