全国芝平会が高齢化で解散
伊那市高遠町の芝平地区から転出した住民でつくる全国芝平会は会員の高齢化などにより40年近い歴史に幕を下ろしました。
11日は伊那市高遠町の高遠さくらホテルで総会が開かれ、県内外からおよそ50人が出席しました。
昭和20年頃、芝平にはおよそ100戸500人が住んでいて、林業や養蚕で栄えていました。
しかし、昭和36年の豪雨による三六災害の被害を受け、住民たちは集団移住しました。
上伊那や県外に移住した元住民は昭和60年に全国芝平会を発足させました。
3年に一度集まり、交流を深めてきました。
当初会員は400人ほどいましたが、高齢化などで会の出席者が減ったことから会員にアンケートをとり解散を決めたということです。
総会の後の懇親会では思い出話などに花を咲かせていました。