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2412/(火)

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水に感謝 横井清水の水神宮で祭典

水に感謝 横井清水の水神宮で祭典

伊那市荒井と西町の農業用水の水源となる地下水「横井(よこい)清水(しみず)」の水神宮で10日、水に感謝する祭典が行われました。
水神宮には、この地下水を掘り当てた御子柴(つや)三郎(さぶろう)が祀られています。
10日は、艶三郎の子孫や区の関係者などが出席し、神事が行われました。
その昔、この地域では小沢川の水利権をめぐって争いが絶えなかったことから、明治28年に艶三郎を中心とする住民有志7人がおよそ2億円をかけて地下水を掘り当てたということです。
5か所の井戸とそれを繋ぐトンネル、水を地域に分ける分水枡があります。

水に感謝 横井清水の水神宮で祭典

水神宮から100mほど東にある分水(ます)「艶三郎の()」です。
この水により、およそ40ヘクタールが田んぼになり、宅地化が進んだ現在でも3ヘクタールの水田で利用されているということです。
艶三郎は、地下水を掘り当てたのち、神様との約束を守るため近くの春日神社で自害したということです。
水神宮の祭典は、井戸を掘り当てた5月10日にちなんで、1か月前の4月10日に毎年行われています。
祭典には、近くの竜西保育園の園児も招かれ、伊藤光森(みつもり)宮司は「困っている人がいたら艶三郎さんのように役に立つ大人になってください」と話していました。

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