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山寺の奇祭「やきもち踊り」奉納

山寺の奇祭「やきもち踊り」奉納

伊那市山寺に伝わる奇祭「やきもち踊り」が地元の神社・白山社八幡社合殿に16日奉納されました。
羽織、袴姿で、足を高くあげ、飛び跳ねるようにして踊る「やきもち踊り」です。
このユーモラスな踊りは、県の無形民俗文化財に指定されています。
16日は伊那市山寺にある白山社八幡社合殿で地元住民でつくる保存会、およそ30人が踊りを奉納しました。
踊りは、前踊り、中踊り、後踊りがあり、その合間には酒盛りが行われます。
踊り手たちは、アユの串焼きを肴にどぶろくを酌み交わし、キセルで刻み煙草をふかしていました。
去年と一昨年は新型コロナにより、酒盛りの回数を減らすなど規模を縮小して実施してきましたが、今年は4年ぶりに、通常の形に戻し、祭りを行いました。
最後の酒盛りを終えると、下駄を境内の外に出し、後踊りが行われます。
踊りが終わると、踊り手たちは一斉に逃げ出します。
逃げ遅れると厄病にかかると言い伝えられていて、先を競って鳥居の外に駆け出しました。

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