上伊那産業振興会　リニア中央新幹線を体感

上伊那産業振興会は、リニア中央新幹線の整備計画に理解を深めようと、試乗会を１４日に開きました。
１４日は、上伊那の商工団体や行政の関係者などおよそ３０人が山梨県のリニア実験センターを訪れました。
試乗したのは、２０２０年８月から試験走行を始めたＬ０(えるぜろ)系改良型の車両です。
改良前のものと比べ、先頭車両の形状を変えたことにより空気抵抗が１３％下がった他、車内は静粛性が増し、座面の乗り心地も良くなっているということです。

実験線を２往復し、乗り心地などを確かめました。
実験線の総延長はおよそ４２．８キロで、この区間を片道８分ほどで走行します。

時速１５０キロまではタイヤ走行し、その後は浮上走行に切り替わります。
最高速度の５００キロに達すると、車内モニターの前で記念写真を撮っていました。
上伊那産業振興会では、参加者から乗り心地や開通後への期待などに関するアンケートをとり、情報共有するとしています。