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クマと人とのすみ分けへ 伊那市有害鳥獣対策協議会総会

クマと人とのすみ分けへ 伊那市有害鳥獣対策協議会総会

伊那市有害鳥獣対策協議会の総会が27日、市役所で開かれました。伊那市では今後、ツキノワグマと人のすみ分けのため地域区分を定める方針を示しました。
伊那市はツキノワグマと人間が緊張感あるすみ分けできるよう、県が定めるツキノワグマ保護管理計画に基づき、地域区分を定める方針を示しました。
市内を、ツキノワグマが生息活動を行う主要生息地域、ツキノワグマと人の活動が重複する緩衝(かんしょう)防除(ぼうじょ)地域、人が日常的に活動する排除地域にわけます。
これにより緩衝・防除地域や排除地域にクマが出没した場合、県の許可がなくても捕獲できるようになるということです。
今後は、年度内をめどに市内全域の地域区分を定め、県に報告する予定です。
また、総会では、昨年度の有害鳥獣の捕獲頭数が報告されました。
二ホンジカが1,632頭、ニホンザルが137頭、イノシシが32頭となっています。
農作物被害額はおよそ1,471万円で、2021年度に引き続き減少しています。
協議会会長の白鳥孝市長は「有害鳥獣の捕獲は市の重要な産業である農業や林業の持続に不可欠なため、今後も各機関と連携をを取りながら進めていきたい」と話しました。
 
 

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