田楽座伊那公演 芸能や工芸に親しむ
伊那市富県を拠点に活動している歌舞劇団田楽座の伊那公演が伊那市のいなっせで7日に行われました。公演前には小学生による太鼓演奏や染物体験のワークショップが行われ会場を盛り上げました。
公演では、日本各地の伝統芸能をアレンジした太鼓や踊りなど11演目を披露しました。
田楽座は、1964年に発足し来年60周年を迎えます。
代表の中山洋介さんは、「さらに20年30年先を見据え、芸事を深め強いチームを作っていきたいです」と話していました。
赤羽君 力強いバチさばき披露
公演前には、伊那市の西春近北小学校6年の赤羽幸之助君が太鼓の腕前を披露しました。
赤羽君は、横浜市で開かれた太鼓コンテストに出場し2年連続で優勝しています。
今回は田楽座が行っている若者応援プロジェクトの一環で演奏を披露しました。
赤羽君は「出場する大会では常に優勝を目指したいです」と話していました。
伝統工芸を体験
この他に染物体験のワークショップも開かれました。
指導したのは、田楽座の舞台で使用する幟など手掛ける飯田市の染色処スミツネの8代目 石黒拓二さんです。
染物体験には約20人が参加し布に模様を書きこみ、白くしたい部分にはノリを乗せ、赤や黄色の染料で色付けをしていました。
布は工場で染め上げた後、製品に仕立て2週間後に完成するという事です。