長谷中山さん宅でホロホロ鳥の卵 収穫
アフリカ原産の鳥「ホロホロ鳥」の卵の収穫作業が、伊那市長谷溝口の中山幾雄さん宅で始まっています。
ホロホロ鳥は、アフリカ原産のキジ科の鳥で、食鳥の女王と呼ばれるなど高級食材として利用されているということです。
中山さん宅では、40年ほど前からホロホロ鳥を飼育していて、現在は80羽ほどいます。
暖かい時期に卵を産むということで、毎年5月~10月上旬にかけて収穫が行われています。
中山さんの父親が40年ほど前に、「山の中でもできる農畜産業」として、数軒の農家と一緒に飼い始めたのがきっかけだということです。
担い手の高齢化や鳥が獣に襲われるなどにより、現在長谷で飼育しているのは中山さん宅のみとなっています。
30年以上飼育に携わった母親のしづ江さんは、2000年に県からホロホロ鳥の飼育名人に認定されました。
高齢となったため、5~6年ほど前に中山さんが跡を継ぎました。
ホロホロ鳥の卵は、鶏卵と比べて一回りほど小さく、殻が厚く硬いのが特徴です。
また、この殻の厚みで冷暗所においておけば半年ぐらいは日持ちするということです。
中山さん宅では、1個180円で販売しています。
卵を割ってみました。
弾力があり、白身が少ないということです。
中山さんは、「県内では同様の規模で飼育しているところはないと思う」と話します。
現在卵は郵送でのみ取り扱っているということですが、産卵が本格化する5月下旬からは道の駅南アルプスむら長谷で販売する予定です。
またホロホロ鳥の肉を使った炊き込みご飯も、1パック500円で道の駅で販売しています。
卵に関する問い合わせは・・・【ホロホロ鳥飼育組合 電話 0265-98-2228】