洞泉寺で大般若会
伊那市美篶の洞泉寺で、仏教の教えが書かれた全600巻の経典を読み上げる大般若会が、4月30日に行われました。
大般若会は、経典を上から下へ落とすようにして読む「転読」という方法で行われました。
経典は600巻という膨大な量があり、すべて正しく読み上げるには時間がかかるため、この方法で行われています。
上から下に落とすときの風にあたると、1年間無病息災や家内安全などのご利益があるとされていて、洞泉寺では毎年4月30日に法要を行っています。
新型コロナの影響で去年までは役員のみで法要を行っていましたが、今年は4年ぶりにコロナ前と同じ形式で行いました。
横山凌雲住職は「暗いニュースが多い世の中だが、まずみんなで笑って一歩、二歩と先へ進んでいきたい」と話していました。
この日は、市内の曹洞宗の住職と檀家などおよそ80人が参加しました。