伊那新校開校契機に学園都市構築へ
伊那市の白鳥孝市長は2028年の「伊那新校」の開校に向けて、信州大学農学部から伊那市駅、伊那北駅一帯を学園都市として位置づけ整備していきたい考えを14日んに示しました。
これは14日に開かれた市議会一般質問の中で白鳥市長が議員の質問に答えたものです。
高校の再編により、伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を再編統合する「伊那新校」は2028年に現在の伊那北高校に開校する予定です。
また、上伊那農業高校などを再編統合する上伊那総合技術新校の校地は、上農か駒ヶ根工業高校で検討が進められています。
白鳥市長は、「仮に総合技術新校の校地が上農に決まった場合、伊那北駅を利用する生徒は2千人程になる。駅周辺に自習などを行える場所や通学路の整備が必要だ」との考えを示しました。
伊那市駅から高校や信大への移動には新産業技術を使った新たな公共交通を構築するほか、中心市街地にインターネット環境の整え、歩いて楽しめる街にしたいと話していました。
白鳥市長は、「市民や学生の意見を聞きながら学園都市としての整備を進め、地域を支える人材を育てていきたい」と話していました。