転倒による労災事故防止へ研修会
伊那労働基準監督署は、転倒による労働災害を防ごうと、伊那市東春近でバルブの製造・販売を行う株式会社キッツ伊那工場で事故予防の研修を7日、行いました。
研修会には、50代の社員6人が参加しました。
転倒予防の研修の受講をキッツが希望しました。
伊那労働基準監督署が管内でこのような研修会を開くのは初めてだということです。
はじめに、身体機能を測定する5つの動作を行いました。
歩行能力やバランスなどを測定します。
このうち目を閉じて片足立ちでバランスをとる測定では、何秒間立っていられるかを計測しました。
参加者は、5つの動きを測定した後、チェック票に結果を記入し自らの身体能力を確認しました。
また7日は、自宅で簡単にできる身体能力を維持するための体操も紹介されました。
伊那労働基準監督署によりますと令和4年の上伊那地域の労働災害のうち転倒災害は29.8%を占め、今年の4月までの速報値では34.7%を占めているということです。
株式会社キッツでは、学んだことを社内全体に周知していきたいとしています。
この研修会は、1日から始まった全国安全週間に合わせて行われました。