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上伊那農業高校「みどり塾」 シイタケ駒打ち体験

上伊那農業高校「みどり塾」 シイタケ駒打ち体験

 上伊那農業高校が中心となって開く、環境問題などの自然について地域住民などが語り合う学習の場「みどり塾」は21日、南箕輪村の同校農場で、シイタケの駒打ち体験をした。参加者らは木槌を使ってトントンと小気味よいリズムで力強く種駒を植菌し、完成したシイタケの原木を持ち帰った。
 昨年に続いて2回目の今回は、みどり塾会員に加えて一般住民にも呼びかけ、上伊那から約40人が参加。駒打ちの原木は90センチほどの長さに切りそろえた、直径5縲・0センチのクヌギやナラの木300本。参加者は一本の原木に20縲・0個の穴を電気ドリルで開けて種菌を打ち込んでいった。
 駒打ちや原木の管理方法については上農高校の教諭らが指導。シイタケは来年の秋ごろ多く収穫できる見込みで、早ければ今年中にも。一年間に春と秋の2回の収穫期があり、種駒を打ってから5年間はキノコが獲れるという。
 2度目の参加となる南箕輪神子柴の主婦唐沢ひさ子さん(56)は、昨年の原木からは今だ収穫が望めないそうで、今回は念入りに駒打ち。「去年のやつも一緒に気長に待ちたい」と自分で育てたシイタケの味を心待ちにしていた。

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