シュンラン約100鉢が並ぶ
春季美術展 きょうまで
日本シュンランの普及活動などに当たる南信地区の「中央蘭友会」(木村嘉伸会長、40人)は18、19日、伊那市民会館で春季美術展を開いている。飯山で採取された、紫色の花が咲く「紫宝」をはじめ、会員が丹精込めて育てたシュンラン約100鉢が並ぶ。
シュンランは里山にある身近な花で、作品はすべて野生だったもの。本年、全日本東洋蘭連合会に新規登録された「信濃美人」などもある。赤花、朱金花(オレンジ)、紫花などの色合い、葉の柄など鉢ごとに異なる作品に、来場者はかがみこんでじっくり見たり、会員から育て方を聞いたりしていた。
土屋澄一副会長は「派手さはないが、清そで可憐。花の違い、花と葉のバランスなど楽しんで見ていただきたい」と話す。
会場では、会員が育てたシュンランを市価より安く販売中。
この展示は飯田市、駒ケ根市、伊那市の持ち回りで、17回目を数えた。春の花物、秋の柄物と作品を披露している。
19日は午前10時縲恁゚後4時。無料。