伊那谷ねっと

サイトマップ ニュース検索
25/(木)

ニュース

高遠美術館館長・竹内徹さん自作洋画を町に寄贈

合併前に古里に感謝

高遠美術館館長・竹内徹さん自作洋画を町に寄贈

 一水会会員で、信州高遠美術館長の竹内徹さん(69)=高遠町小原=が、画家として歩み始めて約30年間に描き、一水会や日展に出品した100号の大作16点を含む洋画22点を町に贈った。
 生まれ育った高遠の風景が中心で、町職員を退職した1973年、画家として初めて描いた西高遠相生町周辺の風景「初夏の高遠」から一昨年の「山村待春(高遠)」まで、町の歴史の移り変わりがうかがうことができ、「町の歴史でもあり、自分自身の歴史でもある」と竹内さん。
 町が合併する伊那市の風景や「権兵衛トンネルが開通したこともあり」木曽谷の風景も贈った。
 竹内さんは「町のおかげで絵描きとして成長できたので、合併を前に感謝の気持ちを込めて古里に作品を残したかった」と話していた。
 寄贈作品は今後、同美術館で保管し、個展として披露していく。

前のページに戻る 一覧に戻る