転倒・骨折予防・高遠オリジナル体操完成
高遠町が介護予防事業の一環として来年度から各地区で開く転倒・骨折予防の体操教室に先立って創作していたオリジナル体操「筋力すくすく体操」が完成し17日、町総合福祉センターで発表会をした。
体操は音楽に合わせて、ストレッチ、柔軟、バランス、筋力など数種類を織り交ぜていて、いすに座った状態で体を動かす体操と立ってする体操の2セット、それぞれ約10分で構成している。
体操の創作と健康教室のサポーターを養成するため、1月から10回にわたって開いた講座で、講師の健康運動指導士・藍早瀬さん=東京都調布市=の原案を参加した町民20人余が実践し、意見を出し合って「高齢者が気軽にいつでもできる体操」(町健康福祉課)に改良した。
座ってする体操は上半身を左右に曲げたり、浮かせた足で「たかとお」と宙に描いたりし、発表会ではサポーターの動きに合わせて参加者たちも一緒に体を動かしていた。
今後は健康教室以外でも、サポーターが各地区で高齢者を中心に普及させ、健康増進を図っていく。