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伊那谷伝統の蜂追い大会

伊那谷伝統の蜂追い大会

伊那市地蜂愛好会は、クロスズメバチ、地蜂を追いかけて巣を探す蜂追い大会を23日に伊那市ますみケ丘平地林で開きました。
蜂追い、別名すがれ追いは、伊那谷に伝わる伝統の行事です。
餌となるイカの切り身を仕掛けておくと、においに釣られて地蜂がやってきます。
その地蜂に小さく切って目印をつけたイカを抱えさせます。
その蜂を追いかけていき、巣を見つけます。
1回目は、見失ってしまいました。

 

伊那谷伝統の蜂追い大会

法政大学4年生の矢代(やしろ)(なお)()さんです。
昆虫食についての卒業研究をしていて、今回初めて蜂追いに参加しました。
蜂がまたやってきました。2回目です。
また見失ってしまいました。
愛好会の山口(やまぐち)(まさ)(ゆき)会長によりますと、今年は5月の霜の影響で女王蜂が死んでしまい、巣が少ないということです。
3回目、見事巣を見つけることができました。
 

伊那谷伝統の蜂追い大会

見つけた巣に煙幕をたいて、蜂を気絶させてから掘り出していました。
掘り出した巣は10月の地蜂の巣コンテストに向け、会員が育てていくと言うことです。
蜂追いは、地蜂との関わりを大切に、伊那谷の食と文化を後世に伝えていこうと、伊那市地蜂愛好会が毎年行っています。
きょうは会員と一般のおよそ50人が参加しました。

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