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伊那市のワーケーションの一環でスイスから2人のアーティストが長期滞在

伊那市のワーケーションの一環でスイスから2人のアーティストが長期滞在

伊那市が進めている働きながら休暇を楽しむワーケーション事業の一環で、スイスを拠点に活動するアーティスト2人が、市内におよそ1か月間滞在しています。
2人は、地域で様々な体験をしながら作品づくりに取り組んでいます。
7月18日から伊那市を訪れているのは、絵画や陶芸作品を手掛けるハイジ・シェーニさんと、写真を得意としているマリアンヌ・ミュラーさんの2人です。
今日は、東高遠のそば店きし野を訪れ、そば打ちを体験しました。
市では、地域活性化につなげようと、ワーケーション事業を進めています。
ワーケーションは、ワークとバケーションを組み合わせた造語で、県内外から伊那市を訪れた人が旅先で休暇を楽しみながら普段と異なる環境で仕事をするものです。
2人は市内に滞在し、作品づくりを行う傍ら、酒蔵の見学や地元住民との親睦会に参加しています。
31日は、店主の岸野(きしの)靖典(やすのり)さんから指導を受けながら、そばを打っていました。
それぞれ自分が切ったそばを味わいました。
ミュラーさんはシェーニさんの教え子で、ミュラーさんは現在スイスのチューリッヒ芸術大学の教授を務めています。
2人は滞在中も作品を制作し、8月11日からは信州高遠美術館で展覧会を開きます。
伊那市では、去年秋ごろからワーケーション事業を始め、これまでに首都圏などからのべ20組70人ほどが短期滞在で市内を訪れています。
外国人も中長期の滞在も初めてだということで、海外からの移住や二拠点居住など、幅広い視野を持って事業を進めていきたいとしています。

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