旧高遠町総合支所 解体工事始まる
老朽化により移転新築される伊那市の高遠町総合支所の旧庁舎の解体工事が4日から始まり、現地でお別れ会と安全祈願が行われました。
お別れ会には、市の職員や解体業者など関係者およそ10人が出席し、福澤清支所長らが旧庁舎の四隅に清めの酒と塩を撒いて、工事の安全を祈願しました。
高遠町総合支所旧庁舎は、昭和41年1966年に完成しました。
建物は、鉄骨鉄筋造りの地上4階、地下1階建てで、延床面積はおよそ1,750平方メートルです。
老朽化や耐震基準に合わないことから、文化センター駐車場に移転新築されることになり、2018年11月には高遠町保健センターに仮移転しています。
4階の議場があった部屋です。
3年前の2020年冬には、ドラマの撮影場所として使われました。
福澤支所長は、「今日まで57年間、風雪に耐え行政の中心としてしっかりと役目を果たしてもらいました」と、旧庁舎に感謝の気持ちを示していました。
新庁舎の完成は、来年度末を予定していて、旧庁舎のある場所は駐車場として利用されます。