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環境学習 モデルカー製造工程公開

アップサイクルでリサイクル加速へ

環境学習 モデルカー製造工程公開

伊那市や日産自動車は、使用済みのペットボトルのキャップを原料に環境学習の教材となるモデルカーを作っています。
この日は報道向けにモデルカーの製造工程が公開されました。
市内の小学校や公民館で集められたキャップは、伊那市山寺の福祉まちづくりセンターに持ち込まれます。
ここでは、キャップの洗浄と仕分けが行われ、作業は障害者多機能型事業所「輪っこはうす・コスモスの家」の利用者が行います。
また長谷の「さくらの家」でも行っています。
 

環境学習 モデルカー製造工程公開

洗浄と仕分けを終えたキャップは、富県の有限会社スワニーに運ばれます。
色分けされたキャップは2~3ミリの大きさに粉砕され、成型機で車体やホイールなどのパーツに加工されます。
スワニーでは、モデルカーの設計、加工、組み立てを担っています。
社長の橋爪()()()さんは、「耐久性やデザインで苦労したが、廃棄物を目的をもって活用するアップサイクルの取り組みが進めばリサイクルも加速する」と話します。

環境学習 モデルカー製造工程公開


出来上がったパーツは、荒井の産業と若者が息づく拠点施設アルラに運ばれ、アルラ内のスワニーの内職スペースで組立てられます。
モデルカーの製造は、伊那市や日産自動車など6者が連携し、プラスチックごみの削減と再利用を目指す地産地消型の環境教育を行う「NISSANエコキャップアップサイクルプロジェクトin伊那」の一環で行われているものです。
モデルカー1台に、およそ45個のキャップが使われ、今年度は500台を製造する予定です。
伊那市では10月から日産環境スクールが開催され、モデルカーが教材として活用される予定です。

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