南福地御柱祭 山出し
7年毎に1度伊那市富県南福地で行われる御柱祭で、柱を山から里へ下ろす山出しが9日に行われました。
この日はおよそ50人の氏子が集まり、それぞれ担当の柱を山から里へと引き出しました。
今回の山出しは、氏子の高齢化などの理由から、トラクターで柱を引っ張りました。
南福地の諏訪神社です。
一と二之柱は里曳きの日の出発点に安置されました。
三と四之柱は、鳥居の中まで引っ張りました。
木遣りの合図で、柱を引き始めました。
南福地の御柱祭は、諏訪大社の翌年に行っています。
木遣りは諏訪で学び、南福地のアレンジを入れながら受け継がれているということです。
およそ30分で三と四之柱が鳥居の中に入りました。
祭典委員会の下島一樹委員長は「何とか終えることができた。この勢いで建御柱までやっていきたい」と話していました。
南福地御柱祭は、24日に里曳きが行われ、諏訪神社に御柱が建てられます。