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高遠町歴博  特別展「高遠城のお稲荷さん」

高遠町歴博  特別展「高遠城のお稲荷さん」

 伊那市高遠町の高遠町歴史博物館で、高遠城二ノ丸(うまや)稲荷本(いなりほん)殿(でん)上屋(うわや)とその奉納品が県宝に指定されたことを記念した特別展「高遠城のお稲荷さん」が開かれています。
 会場には、厩稲荷の奉納品を中心に、高遠城の稲荷社に関係する資料、110点ほどが展示されています。
厩稲荷とその奉納品は、明治になり高遠城が廃城となる際、最後の藩主から、宮田村の小田切(おたぎり)家に贈られたもので、150年にわたり大切に保管されてきました。
 今年3月、本殿や奉納品などが長野県宝に指定されたことを受け、今回の特別展が開かれました。
 高遠城内には、古地図によると8つの稲荷社があったとされていますが、厩稲荷以外の詳細は不明でした。
しかし、旧馬島家住宅にある(やしろ)を調査したところ、高遠城内にあった稲荷社だと考えられるということで、今回の展示会場で初公開されました。
 小田切家に残されていた奉納品は、丁寧に補修を繰り返して保管してきたところに民俗的な価値があるということです。
 特別展 高遠城のお稲荷さんは、12月10日まで、高遠町歴史博物館で開かれています。
入館料は、一般は400円、高校生以下は無料です。
 

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