南福地御柱祭 里曳き・建御柱
7年毎に一度行われる、伊那市富県南福地の御柱祭で、里曳きと建御柱が24日に行われました。
三と四の柱は23日に建てられ、この日は一と二之柱の里曳きが行われました。
このうち一之柱はおよそ1キロの道のりを曳行しました。
今回の里曳きは、氏子の高齢化などの理由から、トラクターを使い柱を引きました。
里曳きの途中では、南福地の保存会のメンバーが長持ちを披露しました。
南福地の御柱祭は、諏訪大社の御柱祭の翌年に行われています。
今年はおよそ90戸が氏子になっています。
柱の長さは7年ごとに3センチずつ伸ばしていて、今回の一の柱は全長6メートル83センチです。
諏訪神社に近づくと柱に綱をつけ、氏子の人たちが引き始めました。
南福地の御柱祭の最大の見せ場であり難所の石段は、掛け声と共に一気に引き上げました。
午後2時過ぎに一とニ之柱の建御柱が始まりました。
およそ200人の氏子たちが見守る中、柱が建てられました。
御幣は南福地長持ち保存会の牛山規夫さんが打ちつけました。
つけ終わると、全員で万歳をしました。
次回の南福地の御柱祭は2029年です。