小学生向け能楽体験講座
11月19日に伊那市の伊那文化会館で開かれる「第32回伊那能」を前に、小学生を対象にした体験講座が富県小学校で2日に開かれました。
講座では、富県小学校の5年生12人が能楽を体験しました。
講師はシテ方観世流能楽師で伊那市西箕輪在住の中家美千代さんが務めました。
講座は日本の伝統芸能に触れてもらおうと伊那能実行委員会が2018年から開いています。
児童たちは能の台本にあたる謡を声に出して読んでいました。
扇を使った舞の型も教わり、謡と舞を合わせて体験していました。
また、能面や装束を実際に身につけていました。
中家さんは「能面をつけると正面しか見えないため、舞台では柱を目印にしながら動いている」と話していました。
伊那能実行委員会では「能楽を身近に感じてもらい、楽しさや奥深さを知ってもらいたい」と話していました。