5S改善チーム発足
トップダウンではなく、職員自らの想いを形に
職場環境を見直し、民間の手法にならって行政運営の効率化を目指そうと、宮田村の職員が20日、「5S改善チーム」を編成した。自己や職場推薦で選ばれた14人のメンバーは、若手や女性が大半。管理職は入らず、実務レベルの一般職員が自ら考え、行動に移す。
5Sは整理、整頓、清掃、清潔、しつけの頭文字をローマ字読みした総称。
民間企業が生産性向上の手段として改善に取り組んでいるが、宮田村の清水靖夫村長は昨年7月の就任以来、行政改革の一環として村職員に徹底を呼びかけている。
改善チームも村長の・ス肝入り・スと言える。が、「従来のトップダウンではダメ。上から与えられたものをやるだけでなく、行政をこう変えたいという夢を行動にしてもらいたい」と清水村長、小林修助役は説明する。
職員一人ひとりの意識改革、能力開発などにつなげたい考え。今後チーム内で検討した提言などは、管理職の企画会議や各職場にあげて実行に移す。
チームリーダーに選ばれた上條雅典さんは「何もない所からの出発。このような取り組みができたことが第一歩だと思う。最初から難しく考えるのではなく、身近な所から意識を広げていければ」と話した。
当面はメンバーの研修、他の行政や事業所の取り組みなどを研究し、検討を進めていく。