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高遠町の小中学校で「江戸めし給食」を提供へ

高遠町の小中学校で「江戸めし給食」を提供へ

伊那市高遠町の高遠町図書館に所蔵されている江戸時代の古文書(こもんじょ)に残された献立を現代風に再現した「江戸めし給食」が10日に高遠町の小中学校で提供されます。
4日は提供を前に高遠中学校で説明会が開かれました。
説明会には高遠中学校の生徒およそ120人が参加しました。
企画したのは伊那市地域おこし協力隊の前田(まえだ)和弘(かずひろ)さんです。
前田さんは、古文書活用の企画運営担当として歴史資料の解読やデジタル化に取り組んでいます。
「江戸めし給食」は江戸時代に全国を測量して日本地図を完成させた伊能(いのう)(ただ)(たか)が文化8年、1811年に高遠町を測量で訪れた際に高遠藩からもてなされた献立を再現したものです。
給食を通して子どもたちには地域の歴史や文化、古文書について関心を持ってほしいと企画しました。
古文書を所蔵している高遠町図書館です。
こちらが献立について書かれた古文書です。
伊能忠敬の一行は1811年4月15日に高遠町に到着しました。
昼食の献立には、みそづけ大根に赤にんじん、紅鮭などが提供されたとしています。
全部で6食提供されたと記録されていて、その中から給食には現代風にアレンジされた4品が提供されます。
献立の再現には日本料理の板前や中学校の管理栄養士が協力するということです。
「江戸めし給食」は、高遠町の小中学校で10日に提供されるということです。
 

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