伊那弥生ケ丘高校で学校・教科を横断した授業
伊那市の伊那弥生ケ丘高校は、伊那北高校の理科教諭を招き学校と教科の垣根を越えた横断型の授業を6日に、初めて行いました。
6日は、伊那北高校で生物を教えている倉石典広教諭が伊那弥生ケ丘高校を訪れ、3年生の英語の授業で解説しました。
英語の教科書の中で、日本ミツバチと西洋ミツバチに関する文章が書かれていて、生物の分野に詳しい教諭から授業を受けることでより深く掘り下げてもらおうと企画したものです。
伊那弥生ケ丘高校英語科の竹松ゆかり教諭が、以前伊那北高校に務めていたことが縁で倉石教諭に声をかけ実現しました。
倉石教諭は、日本ミツバチが天敵のスズメバチに対して行う防御行動について、「敵を包み込むことで温度をあげて撃退します。これを行うと球体の中心にいるミツバチは寿命が短くなってしまうため、比較的年老いた蜂がこの役目を担っていることが分かっています」と紹介していました。
伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校は、統合により「仮称伊那新校」となることが予定されていて、両校では「教科や学校の枠を越えた学びの場が提供できるよう考えていきたい」と話していました。