伊那北高校とサン工業連携 めっきで化学を学ぶ
伊那北高校理数科の1年生は、伊那市西箕輪の金属の表面処理を行うサン工業を30日訪れ、めっきの処理を通して化学の知識を深めました。
30日は理数科の1年生41人が、サン工業を訪れ、真鍮の板を銅やニッケル、亜鉛が溶けた溶液に浸け、電流を流し、めっき処理の実験を行いました。
実験では、電流を流す時間と金属の種類、めっきされた重量の関係性について考察しました。
めっきは、物質の表面に薄い金属の皮膜をつける表面処理で、さびにくくしたり、見た目を良くするなどの付加価値をつけることができます。
生徒たちは、サン工業の若手研究者から話を聞き、金属の性質の違いを観察していました。
伊那北高校では、化学の知識を深めるとともに、地元の企業を知る機会にしようと、サン工業と連携し校外研修を行っていて、今年で3回目です。
伊那北高校では「学校で学ぶ化学が社会につながっていることを知り、自分の将来に活かしていってほしい」と話していました。