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ザザムシ漁 解禁

ザザムシ漁 解禁

伊那谷の冬の風物詩ザザムシ漁が1日、解禁となりました。
伊那市の天竜川ではザザムシをとる人の姿が見られました。
伊那市山寺の天竜川の浅瀬です。
漁をしているのは、この道40年ほどのベテランで、中央の中村昭彦(なかむらあきひこ)さんと、4年ほど前から漁を始めた東春近の原雄一(はらゆういち)さんです。
鍬で石を掘り返し、足を使って石の裏側についているザザムシをはがし、四手網と呼ばれる網に流しいれます。
ザザムシは、カワゲラやトビケラ、ヘビトンボの幼虫の総称です。
上伊那地域では昔から佃煮にして食べる文化があります。
中村さんによりますと、この時期の水温は8度ほどだということで、4度ぐらいまで下がると脂がのってさらに美味しくなるということです。
漁には、虫踏み許可証が必要となります。
今日現在、許可を取得したのは中村さんと原さんだけです。 
年々漁をする人が減っていて後継者不足が深刻化しています。
1日は、天竜川漁業協同組合の伊藤(いとう)伸一(しんいち)組合長らが様子を見に訪れました。
ザザムシ漁は来年2月29日まで行われます。
 

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