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かんてんぱぱ・権兵衛トンネル開通記念工芸展シリーズ2

かんてんぱぱ・権兵衛トンネル開通記念工芸展シリーズ2

 権兵衛トンネル開通記念「伊那と木曽の工芸作家展」の第2シリーズが23日、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで始まった。昔懐かしい光景を人形で再現する御子柴明實さん(69)=伊那市宮本町=と、木目を生かした箱や厨子、碗などを手掛ける北原昭一さん(59)=木曽町=の作品約80点が、訪れた人たちの目を楽しませている。
 御子柴さんの人形は、桐の木を彫り、木目込み、彩色を施したもの。もとは桐塑人形を製作していたが、飯島悠紀氏に師事したことをきっかけに、美しいラインを表現できる木彫に取り組むようになった。
 「だるま市」「そば打ち」など、自身が幼いころに目にした光景をテーマとしたものが多く、安堵(あんど)感や懐かしさがある。そのほかにも、イマジネーションから造形した作品もある。

かんてんぱぱ・権兵衛トンネル開通記念工芸展シリーズ2

北原さんは漆を何度も重ねることで、木目を美しく見せた木工芸を出品。トチ、カエデ、ケヤキなど、さまざまな表情を持ったそれぞれの木目は、北原さんの彫りが加わることで、独特の趣に変化している。
 張り合わせて作られることが多い箱なども、「刳貫(くりぬき)」という1本の木から整形する手法を用いており、より自由な表現を実現している。
 入場無料。午前10時縲恁゚後6時。28日まで。

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