仲仙寺で神願様を祀る
伊那市西箕輪の仲仙寺の参道入り口に家内安全を願うワラで作った蛇の神「神願様」が3日に祀られました。
3日は午前8時に1年間祀られていた神願様が下ろされました。
この後、仲仙寺の広間で作業が行われ、稲わらを編んで全長およそ4メートルの新しい神願様を作りました。
2024年はうるう年で、胴体のたてがみの御幣は例年より1本多い13本が取り付けられました。
口は蛇の形をしていて頭に角があることから竜をかたどったものとも言われています。
50年近く作っている小池富治さんは「作り方や寸法など、後世に残せるようにまとめ伝えていきたい」と話していました。
完成すると、師田和香住職により入魂式が行われました。
作った神願様は、仲仙寺の参道入り口にあるサワラの木にかけました。
毎年1月3日に仲仙寺の門前に住む5軒が中心となり奉納しています。
江戸時代からおよそ300年続く伝統行事で、神願様は1年間祀られます。