伊那市長谷春日さん宅 切り干し大根作り
伊那市長谷の春日孝徳さん夫妻は、冬の寒さを利用して作る保存食、切り干し大根作りを行っています。
作業を行っているのは、長谷非持の春日孝徳さん89歳です。
15年ほど前から、自宅で切り干し大根を作っています。
大根を切るのは妻の裕江さん85歳です。
自宅の畑で育てた大根を、皮をむいて包丁で切っていきます。
スライサーなどを使って切るよりも、太くなって食感が増すということです。
切った大根は、30分ほど水にさらしてアクをぬき、天日干しにします。
寒さで凍らせたものを、日中の暖かさで溶かして水分を抜いていきます。
1週間から10日ほどで水分が抜けきり、完成するということです。
完成したものは袋に詰め、道の駅南アルプスむら長谷で販売しています。
春日さんの切り干し大根は長谷の小中学校の学校給食にも使用されていました。
2019年の全国給食甲子園では長谷学校給食共同調理場が出場し3位相当の特別賞を受賞した際の献立にも使用されました。
最近は切り干し大根を作る家庭も少なくなってきているということです。
切り干し大根作りは、2月下旬まで行われます。