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児童が言葉を残した石が見つかる

54年前に門柱の基礎部分に埋められていたもの

児童が言葉を残した石が見つかる

伊那市の伊那東小学校で54年前、1970年、昭和45年に当時の児童が思い思いの言葉を残した石がこのほど見つかりました。
こちらがその石です。名前とともに、「いつまでもよい学校でありますように」「努力」などとマジックで書かれています。ほかに「へのへのもへじ」と書かれたものもあります。
この石は去年12月、老朽化により崩れる心配があったことから取り壊しとなった門柱の基礎の部分から見つかったものです。
伊那東小学校によりますと門柱は開校71年目となる1970年、昭和45年に建てられたということで建立記念式典の写真が残されています。
見つかった石のうち文字が読めるもの20個ほどが廊下に展示されています。

当時の在校生が懐かしむ

児童が言葉を残した石が見つかる

当時、在籍していた児童で、現在は伊那東小学校の校務技師、池上(いけがみ)(もり)(まさ)さん65歳です。
池上さんによりますと、この石は門柱を建てたときに記念として基礎の部分に埋めたもので池上さんの同級生が書いたものも展示されています。
伊那東小学校では、安全のために門柱は撤去したが、当時完成を祝った児童、教職員の思いは繋げていきたいとしています。
54年前に児童が思い思いの言葉を残した石はしばらくの間、校内に展示し授業参観で訪れた保護者にも見てもらうということです。

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