萩原俊さんへ叙位の伝達
元長野県はり灸マッサージ師会会長
元長野県はり灸マッサージ師会長で去年9月に亡くなった萩原俊さんへの叙位の伝達が伊那市役所で24日に行われました。
24日は萩原さんの長男の久志さんが市役所を訪れ、白鳥孝市長から従六位の伝達が行われました。
萩原さんは小学校3年の時、緑内障を患い失明しました。
松本盲学校在学中に、あんまやはり、灸などの国家資格を取得し、昭和33年に伊那市に治療院を開業しました。
昭和49年から長野県はり灸マッサージ師会会長などの役職を30年あまり務め、法人化や事務所の建設など会の発展に尽力しました。
長年、地域の保健衛生の向上に貢献したとして、国から従六位が授けられました。
久志さんによりますと、父親の俊さんは「ヘルパーや地域の人達、ボランティア、また福祉制度に支えられ、幸せに暮らす事ができた」と話し、感謝していたという事です。