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2311/(土)

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大泉田園景観保全会 関東農政局長表彰最優秀賞

大泉田園景観保全会 関東農政局長表彰最優秀賞

農地の維持活動や伝統文化の継承活動などに取り組む南箕輪村の「大泉田園景観保全会」は、関東農政局が国の交付金を活用した優良事業を表彰する「多面的機能発揮促進事業局長表彰」で、最高賞となる局長賞最優秀賞を受賞しました。
4日は、大泉田園景観保全会の原豊(はらゆたか)会長ら4人が役場を訪れ、藤城栄文村長に受賞を報告しました。
保全会は、2013年4月に発足し、自治会や営農組合など24団体・のべ1,500人ほどで構成しています。
国の「多面的機能支払交付金」を活用し、地区内のおよそ205ヘクタールで11年間に渡り様々な取り組みを進めてきました。
農地の維持活動として、「みどりの風作戦」と名付け、田畑ののり面に芝を吹き付けて草刈りの省力化や田園景観の向上に取り組んでいます。
農地を多面的に活用する取り組みとして、地域に伝わる盆の伝統行事「ふりまんど」を南箕輪小学校のPTAなどと連携して実施しています。
まんどの材料となる大麦を栽培し、オリジナルの麦焼酎も商品化しています。
他にも、かんがい用水として掘られた横井戸の水を活用した「ホタル水路」を高校生らとともに整備してきました。
今後は、この一帯を自然観察や憩いの場として整備していく構想があります。
関東農政局が行う「多面的機能発揮促進事業局長表彰」は、地域ぐるみで行う農地の保全活動などを推進するため、2018年度から実施しているものです。
今年度は、1都9県およそ3,500の組織の中から「大泉田園景観保全会」を含め3つの組織が最優秀賞に選ばれました。

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