聞き書き甲子園 伊那を取材した2人が最高賞を受賞
全国の高校生が農山村漁村の名人から話を聞き、記録・発信する「聞き書き甲子園」で、伊那市の名人を取材した2人が、それぞれ最高賞を受賞しました。
18日は、市役所で定例記者会見が開かれ、白鳥孝市長が結果を紹介しました。
4つの最高賞のうち、松茸名人の藤原儀兵衛さんを取材した愛知県の国際高校2年成田和香さんが農林水産大臣賞を、木工ロクロ・漆塗り名人の宮原勝さんを取材した石川県の金沢大学付属高校2年の西田空麗さんが環境大臣賞をそれぞれ受賞しました。
今年度の聞き書き甲子園では、県内4つの市と村を含む全国13市町村の88人の名人を高校生が取材しました。
伊那市は今年度初めて協力市町村として高校生の受け入れを行い、7人が名人を取材しました。
今月25日には東京都でフォーラムが開かれ、表彰式の他、受賞した生徒や取材を受けた名人による対談などが行われます。
伊那新校 校舎建設時期について 市長「意見が反映されていない」
定例記者会見では他に、13日に開かれた伊那新校再編実施計画懇話会で、県教育委員会が新校舎の完成を伊那新校開校後の2年後の2029年度末とする方針を示したことについて、「住民の意見が反映されていない。生徒本位で考えないと大変なことになる」との考えを述べました。
伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を再編統合する伊那新校については、これまでに17回懇話会が開かれ、2028年4月の開校にむけて県教委が再編実施計画の策定を進めています。