天竜川水系河川整備計画「新設ダムに関する調査・検討」変更案示す
天竜川水系河川整備計画の見直しを行う天竜川水系流域委員会が静岡県で19日に開かれ、「新設ダムなどに関する調査・検討を行う」とする整備計画変更案が示されました。
19日の委員会はオンラインでも配信されました。
現在の天竜川水系河川整備計画は2009年に策定されました。
気候変動により雨の量が今後、増えることが想定されることから、今回見直しを行うものです。
計画変更案では「洪水調整機能の増強が必要な場合は、既設ダムの放流能力の増強やダム・堤防の嵩上げ、また新設ダム等に関する調査・検討」を行うとしています。
伊那市の白鳥孝市長は「国は天竜川水域の洪水調節機能の強化にはダムの果たす役割は大きいとの認識を示している。早期に調査・検討が行われ、戸草ダム建設が再開されるよう引き続き要望していく」とコメントしています。
22日から5月21日まで計画変更案について地域住民を対象にパブリックコメントを実施し、意見を反映した整備計画案は次回の委員会で示されるということです。