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クマと人のすみ分け区分 計画案示す

クマと人のすみ分け区分 計画案示す

伊那市有害鳥獣対策協議会の総会が26日に市役所で開かれ、ツキノワグマと人のすみ分けのための地域区分を定めた計画案が示されました。
伊那市はツキノワグマと人間がすみ分けできるよう、県が定めるツキノワグマ保護管理計画に基づき、地域区分を定める計画案を示しました。
市内をツキノワグマが生息活動を行う山や山林などの主要生息地域、林業や山菜採りなどで人が立ち入る里山などの緩衝(かんしょう)地域、市街地や農地などが広がる防除・排除地域の3つに分けます。
防除・排除地域では、県の許可なく市町村の権限によりクマを捕獲することができます。
県の許可が下りれば計画を実施するということで、伊那市では早急に対応できるよう進めていきたいとしています。
市は今後、各地区で住民説明会を開き、区分図を公表して理解を求めていく考えです。
また総会では、昨年度の有害鳥獣の捕獲頭数が報告されました。
ニホンジカが1,681頭、ニホンザルが104頭、イノシシが53頭となっています。
農業被害額はおよそ1,440万円と、令和4年度に続き減少しました。
協議会会長の白鳥孝市長は「各機関の協力により、わかりやすい区分図になった。共存できるよう今後も取り組んでいきたい。」と話していました。
 

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