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2211/(金)

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中尾歌舞伎 春季定期公演

演目は「奥州安達原三段目袖萩祭文の段」

中尾歌舞伎 春季定期公演

伊那市長谷に伝わる農村歌舞伎、中尾歌舞伎の春季定期公演が29日、中尾座で行われました。
今回の演目は「奥州(おうしゅう)安達(あだちが)(はら)三段目(さんだんめ) (そで)(はぎ)祭文(さいもん)の段」です。
平安時代を舞台に、親子の情愛を描いた物語です。
駆け落ちして勘当された盲目の娘(そで)(はぎ)は、11歳の娘・お君を連れて10年ぶりに実家に戻ります。
袖萩は、家の中に入れてもらえず、雪が降る中、門の外で父と母に不孝を詫びる祭文を語ります。
前半は、母子の情愛、家族の悲哀が見せ場となっています。
お君は、伊那西小学校2年の(かや)()(はる)さんが演じました。
 

中尾歌舞伎 春季定期公演

後半は、袖萩の夫 安倍(あべの)(さだ)(とう)と、袖萩の妹が嫁いだ八幡(はちまん)太郎(たろう)義家(よしいえ)
登場し、戦場での再開を誓います。
 会場にはおよそ170人が集まり、おひねりを投げ、歓声を送っていました。
公演の模様は、5月18日から121チャンネルで再放送します。
 

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