聞き書き甲子園成果発表会
全国の高校生が各地域の名人から話を聞き、記録・発信する「聞き書き甲子園」の成果発表会が5日伊那市の創造館で開かれました。
聞き書き甲子園は、全国の高校生が、日本各地の森・川・海で働く名人を訪ね、一対一で知恵や技術、生き様について聞き取り、記録し発信する取り組みです。
伊那市では昨年度初めて協力市町村として受け入れを行い、高校生7人がざざ虫漁やすがれ追いなどの名人を取材しました。
成果発表会では、富県在住でマツタケ名人の藤原儀兵衛さんと、藤原さんを取材した愛知県の高校に通う成田和香さんが対談をしました。
成田さんは、「藤原さんの現状に満足しない向上心や探究心が強く印象に残っている」と取材を振り返りました。
また、「藤原さんが熱意を持って話したことを書き、伝えることを大切にした」と話していました。
藤原さんは「65年間のマツタケづくりを、数時間の取材で素晴らしくまとめてくれた」と話していました。
この日は地元の高校生や住民などおよそ30人が参加しました。