テクノネット駒ケ根が信州イノベーション大賞受賞を報告
第1回信州イノベーション大賞の地域おこし賞に上伊那で唯一輝いたテクノネット駒ケ根の山下善廣代表幹事らが28日、駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長に受賞を報告した=写真。山下幹事は「1社ではできない取り組みが連携によって可能になる。今後も頑張りたい」と述べた。中原市長は「努力の成果が認められて心から敬意を表する。これからも工業界のリーダーシップをとって活躍してほしい」と激励した。
テクノネット駒ケ根は企業連携により地元産業のレベルアップを図ろうと駒ケ根市の製造企業が中心となって1996年に設立された。構造変革への対応と地域社会への貢献を目指し、企業ドメイン確立事業や、生産効率、固有技術力向上のための事業のほか、企業交流事業などに取り組んできた。
同賞は産学連携の推進のため、信州大の全学機関として05年6月に発足した信州大イノベーション研究・支援センター(樋口一清センター長)が信州発の革新的な取り組みや成果などを選考して表彰するもの。県内5グループがものづくり賞、フロンティア・スピリット賞など5賞に選ばれ、21日に長野市で授賞式が行われた。