伊那北高校で生徒企画の防災訓練
伊那市の伊那北高校は、生徒が企画した防災訓練を16日に初めて行いました。
体育館では、3年生の生徒が日本赤十字社長野県支部の救急指導員から心肺蘇生法を教わりました。
指導員は「心肺が停止して3分から5分で脳の細胞が壊れ始める。救急車が到着するまで協力して蘇生を続けることが大切だ」と説明していました。
生徒は2人一組になり訓練用の人形を使い胸骨圧迫を行っていました。
訓練では最初に地震が発生したことを想定し、全校生徒が体育館まで避難しました。
例年は避難訓練だけでしたが、今回は探究の時間で防災について学んだ3年の下出勘助さんが、助ける立場についても体験してもらおうと企画しました。
2年生は教室で3年の矢澤秀成さんが開発した避難所生活を疑似体験するボードゲームを行いました。
米や懐中電灯、毛布などのアイテムカードを使いながら、すごろく形式で知識をつけていました。
伊那北高校では毎年防災訓練を行っていますが、生徒が企画したのは今年が初めてだということです。