アスパラ自動収穫機開発報告会 コンテナチェンジャーお披露目
伊那市がスマート農業の一環で進めている、アスパラガスの自動収穫機の開発報告会が30日開かれ、現在開発中の自動でコンテナを交換するコンテナチェンジャーがお披露目されました。
報告会は西箕輪のJA菜園で開かれ、事業の進捗状況が報告されました。
この日は、現在開発中の、収穫中に自動でコンテナを交換するコンテナチェンジャーがお披露目されました。
ハウス内での作業のため、電気を使わずに動かす仕組みを開発中だということです。
伊那市は、スマート農業の一環で、アスパラや白ネギなど、温度管理をせず野外で栽培する「露地野菜」の収穫作業の自動化を進めています。
開発は、2020年度から、南信工科短期大学校やJA上伊那、地元企業などでつくる連携組織に委託し行われています。
アスパラの自動収穫機は2022年度に完成し、現在は実用化に向け改良をしているということです。
自動収穫機を活用するには、圃場の整備も必要です。
実験圃場では、複数のうねをまわって収穫できるよう、レールが整備されました。
この圃場を使った収穫は、今年度中から始め、来年度本格的に開始したいとしています。
報告会には、農業関係者など54人が参加しました。
伊那市では、今後、完全に人の手を離れた収穫を可能にするとともに、農家への普及を図っていきたいとしています。