南ア北部遭対協 有賀新隊長任命
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の定期総会が伊那市長谷の長谷公民館で5日開かれ救助隊の新隊長に有賀俊康さんが任命されました。
5日は救助隊幹部の任命が行われ、隊長には伊那市役所の有賀俊康さん55歳が任命されました。
副隊長は、同じく市役所の大澤勇さん53歳。
班長は民間の西村一樹さん42歳と三宅慎平さん38歳の2人が任命されました。
総会では除隊する2人に感謝状が贈られました。
2016年から8年間隊長を務めた宮下健吾さんと、前の班長の黒河内茂樹さんに感謝状が贈られました。
南ア北部遭対協の救助隊の隊員は34人で、ほとんどが市の職員と伊那警察署の署員です。
昨年度、南アルプス北部地区での山岳遭難は5件ありました。
救助隊は2回出動し、あわせて3人を背負って搬送しました。
協会長の白鳥孝伊那市長は、「南アルプス北部には6万人の登山者が訪れている。遭対協が一丸となって事故を防ぐとともに、有事では県警と連携し迅速かつ安全に救助を行ってもらいたい」と話していました。