伊那市出身の版画家 山岸主計 没後40年展
伊那市出身の版画家山岸主計の没後40年展が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
会場には、木版画24点と油彩画10点など、山岸主計の作品40点が展示されています。
山岸主計は、1891年明治24年に伊那市美篶で生まれ、15歳で上京し木版彫刻を学びました。
35歳の時にアメリカに渡り、美術館や博物館を見て歩きながら各地で写生し個展を開きました。
1939年昭和14年から4年間、従軍画家として中国や台湾などを訪れていて、様々な国の街並みなどが木版画で表現されています。
こちらのコーナーでは、完成した作品と合わせて、制作過程で使った版木が展示されています。
会場には他に、中央アルプスの経ヶ岳を描いた油彩画なども展示されています。
また作品展に合わせて、美術館で収蔵している木版画など21点も展示されています。
山岸主計の没後40年展は、8月18日日曜日まで信州高遠美術館で開かれています。