上農生がホタルの繁殖に取り組み
箕輪町でホタルを捕獲
南箕輪村の上伊那農業高校里山コースの生徒はホタルが飛び交う環境づくりを進めようとホタルの繁殖に取り組んでいます。
19日に箕輪町三日町でホタルがいる、かまくらざわ生きものの里に上農の生徒と教諭が訪れました。また観察のため、近くの箕輪南小学校の児童を招きました。
繁殖にはオスとメスを捕まえなければいけませんが、メスはほとんど飛ばず草むらで動かないということで探すのに苦労していました。
生徒らはホタルをつかまえると虫かごに入れていました。
昨夜はオス3匹、メス1匹をつかまえることができました。
繁殖に期待
20日は上伊那農業高校で里山コースの教諭と生徒が昨夜つかまえたホタルの様子を観察していました。
こちらは繁殖用の飼育箱で卵を産み付けるための、水ごけを置き、網が敷かれています。
卵からふ化した幼虫は網のすきまから下にためている水に落ちるようになっています。
幼虫は塩素に弱いため、水道水は使わず南箕輪村を流れる大泉川の水を許可を得て使っています。
順調にいけば8月上旬にふ化が始まるということです。
里山コースの生徒がホタルの繁殖に取り組んで今年で3年目になりますが水の管理がうまくいかなかったなどの理由でこれまでは繁殖には至りませんでした。
今年はこれまでの経験を生かして成功させ、ホタルの幼虫を生きもの里など生息地にかえしたいということです。