新紙幣発行まで10日 飲食店やスーパーの対応は?
7月3日の新紙幣の発行まで残り10日となりました。
伊那地域でも、スーパーのレジなどでは対応が進む一方で、飲食店などでは券売機の更新など対応が必要となっています。
伊那市の株式会社ニシザワでは、運営するベルシャイン4店舗と食彩館系列のスーパー7店舗に合わせて140台のレジを導入しています。
新紙幣に対応するための機械内部のプログラムの変更を進めていて、24日の朝全てのレジで更新が終わったということです。
これにより、7月3日から新紙幣と旧紙幣の両方を使用することができます。
一方、券売機や販売機を利用している飲食店などでは、機械を更新するかどうかの判断を迫られています。
南箕輪村のラーメン店「麺づくり蒼空」では、3年ほど前から券売機を導入しています。
麺類の他、トッピングなども含めると50種類以上になるということで、券売機を利用することで従業員の作業効率の向上につながっているということです。
しかし、新紙幣には対応していないため、今後200万円近くする電子決済対応のものを導入するか、以前までの現金での直接払いに戻すかどうか、検討しているということです。
蒼空では、7月3日以降の当面の間、これまでの券売機を利用し、新紙幣については旧紙幣と交換するということです。