市内の小中学校給食で有機米を導入へ
伊那市は有機農業を促進するため、市内の一部地域の小中学校の給食で有機米を導入します。
27日は有機農業専門委員会が発足し、初会合が市役所で開かれました。
委員は有機農業に取り組む農家や流通関係者などの21人が務めます。
国の交付金を活用して伊那市では来年の1月から2か月間を目安に、高遠・長谷・新山・美篶の小中学校で有機米の導入を予定しています。
今年度は取り組みやすい稲作から始め、来年度以降は有機野菜も検討するということです。
委員会では有機米の基準や技術支援について検討する他、今年度内の有機農業実施計画の策定を目指します。
委員長には高遠町の農家などで作るLURAの会代表の宇野俊輔さんが選ばれました。
宇野さんは「安定した収量が確保できるかが課題だ。多くの意見をもらい、進めていきたい」と話していました。
委員の任期は2026年度末までで、今年度はあと3回委員会の開催を予定しています。