箕輪町の小中学生 広島平和学習に向け結団式
6日に広島市で行われる平和記念式典に参加する箕輪町の小中学生の結団式が、1日に町文化センターで行われました。
結団式では、参加する小中学生18人が決意表明をしました。
平和記念式典は、毎年原爆が投下された8月6日に行われていて、箕輪町では今回初めて町内の小中学生とその保護者が参加します。
結団式の後は、事前学習会が開かれ、グループごとに広島で学びたいことを話し合いました。
町文化センターで9日まで開かれている「原爆と人間展」を見ている子どももいました。
「原爆と人間展」は、町教育委員会が開いているもので、原爆投下後の写真や絵などのパネルおよそ40点が展示されています。
会場には、松島の田畑恵一さんが描いた原爆ドームの油絵も展示されています。
この絵は、田畑さんが広島を訪れた際に描いたもので、平和学習があることを知り、町に寄贈したということです。
田畑さんは、「原爆により骨組みだけになってしまった建物を見て恐ろしさを感じてもらいたい」と話していました。
子どもたちは、真剣なまなざしで展示を見ていました。
平和学習では、町内の全小中学校の児童・生徒から集めた2,500羽の折り鶴を原爆の子の像に奉納するということです。
参加者は、5日に原爆ドームなどを見学し、6日は、平和記念式典のほか「ひろしま子ども平和の集い」に参加する予定です。