セミのぬけがらで自然の変化を観察
セミのぬけがらを探し、種類や数から自然の変化を観察する講座が4日に伊那市の鳩吹公園で開かれました。
この日は11組の親子28人が参加しました。
セミのぬけがらの数や種類を調べることで、生息環境と地球温暖化の関係について考えてもらおうと県環境保全研究所が毎年講座を開いています。
伊那市での調査は2013年から行われています。
この日はおよそ30分で418個のセミのぬけがらが集まりました。
大きさや色などを観察し、セミの種類ごとに分類します。
集計の結果、アブラゼミが304個で最も多く集まりました。
西日本や関東に生息するクマゼミのぬけがらは今回見つからず、温暖化の影響は確認されなかったということです。
この講座は県環境保全研究所が開いたもので、伊那を含めて県内6か所で開かれています。